Forefront of medical science and medical care.Recent topics on the diagnosis and disease type classification of diabetes mellitus

Autor: Takeshi Kuzuya
Rok vydání: 1998
Předmět:
Zdroj: Nihon Naika Gakkai Zasshi. 87:2107-2113
ISSN: 1883-2083
0021-5384
DOI: 10.2169/naika.87.2107
Popis: アメリカ糖尿病学会は1997年に新しい糖尿病の分類と診断基準を提出した.成因論的分類を提唱しIDDM, NIDDMの用語を廃し, 1型, 2型糖尿病と呼ぶこととした.同時に糖代謝異常のステージ概念を導入した.糖尿病の診断では,細小血管症発生のリスクをもとに診断のための血糖基準値を設定し,糖負荷試験よりも空腹時血糖値(FPG)を重視することにした.糖尿病判定のFPG基準値を従来の140mg/d1から126mg/dlに引き下げた.糖尿病の診断は糖尿病症状+随時血糖≧200mg/dl, FPG≧126mg/dl, 75g糖負荷試験2時間値≧200mg/dlのいずれを用いてもよいが, 1回の検査だけでは暫定的な診断とし,別の日にもう1度検査して確認する必要があるとした. FPG110~125mg/dlのものをIFG(impaired fasting glucose)と呼ぶことにした.これにより糖尿病の検診が普及することを期待している.
Databáze: OpenAIRE