Production of Horse Antiserum to Gonadotropin Releasing Hormone and its Immunological and Biological Properties

Autor: Junichi Mori, Junji Masaki, Shinichi Tsujimura, Osamu Suzuki, Takayoshi Kariya, Kazuyasu Tsuji, Noboru Yanaihara, Tsuneo Tomizuka
Rok vydání: 1979
Předmět:
Zdroj: Nihon Chikusan Gakkaiho. 50:240-246
ISSN: 1880-8255
1346-907X
DOI: 10.2508/chikusan.50.240
Popis: 馬を免疫動物として,性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)に対する抗血清の作製を試みた.抗原としてはcarbodiimideを結合剤として,GnRHにうさぎ血清アルブミンを結合させたものを用いた.免疫は抗原をFreund's complete adjuvantとともに混和し,馬の頸側,背部ならびに臀部の皮内および皮下の多数個所に分けて注射した.5回の免疫ののち,良好な抗血清を得ることができた.得られた抗血清は3,200倍に希釈して,radioimmunoassayで22.5%の結合能を示した.抗血清の生物学的作用を知るために,in vitroでGnRHと反応させたが,反応後GnRHの生物学的作用は抑制され,GnRHによるうさぎの排卵反応が阻止された.本抗血清によるGnRHのradioimmunoassay法の検討を行った結果,2,000倍希釈の抗血清を用いた場合,GnRHの0.5~50.0ng/mlの間でほぼ直線的な用量反応曲線を得ることができた.またこの抗血清は合成甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(合成TRH),黄体形成ホルモン(LH)および卵胞刺激ホルモン(FSH)とは交叉反応を示さなかった.
Databáze: OpenAIRE