A Case of Torsion of the Right Ovarian Pedicle with a Dermoid Cyst in a 2-year-old Female Infant

Autor: Shinya Kashiwagi, Tetsuya Takahashi, Hideo Hosoi, Masatoshi Mogaki, Noriyuki Kamiya
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 63:189-192
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.63.189
Popis: 2歳7カ月女児に発症した右卵巣類皮嚢胞腫茎捻転の1例を経験した.卵巣嚢腫の茎捻転は成人女性に多くみられる疾患であるが,幼児での発症は稀である.突然の腹部疝痛や嘔吐などの消化器症状で発症する場合が多いが,腹部腫瘤の触知や画像診断により容易に他疾患と鑑別され得る.しかし,今回の症例では腫瘤が右上中腹部に位置していたため,術前診断が遅れた.幼児では卵巣が高位に位置し,周囲の支持組織も弱く,上腹部に腫瘤が触知されることがあり,局在部位のみから卵巣嚢腫を除外すべきではない.また,本疾患の診断には腹部MRIの矢状断が極めて有用であった.
Databáze: OpenAIRE