Body movement of patients with femoral vein catheterization using the double axial type catheter
Autor: | Hiroshi Shibahara, Koichi Matsumoto, Chihiro Hagi, Masanori Abe, Yoshiko Takahashi, Susumu Takahashi, Kazuyoshi Okada, Yuji Nagura, Terumi Higuchi, Katsuo Kanmatsuse |
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Rok vydání: | 2002 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 35:1259-1265 |
ISSN: | 1883-082X 1340-3451 |
Popis: | ブラッドアクセスカテーテルを鼠径部に留置する場合, 当院では, コアクシャル型UKカテーテルを使用する際には, 歩行が可能であったという報告に基づき歩行を許可しているが, ダブルアクシャル型カテーテルを使用する際には, 同様の報告がないため歩行禁止としている. 今回, 各種ダブルアクシャル型カテーテルの柔軟性に対する基礎的研究を施行し, その中で最も柔軟性のあるカテーテルを使用し, 鼠径部に留置した時の体動を中心とした臨床的研究を行った.基礎的研究: コアクシャル型ブラッドアクセスUKカテーテル (UK-C), ダブルアクシャル型ブラッドアクセスUKカテーテル (UK-D), ダブルアクシャル型Vas-cath Flexxicon, ダブルアクシャル型Quinton血管留置用カテーテルを用いて, カテーテルの硬度を常温と37℃の条件で測定した. 常温ではUK-Cが最も硬度が低かったが, 37℃の温水ではUK-Dが最も硬度が低下した.臨床的研究: ブラッドアクセスとして, 最も柔軟性のあるUK-Dを使用し, 観察期間は6回のHD施行後までとした. 内頸静脈からアプローチした症例 (IJV group, n=20) の体動は制限しなかったが, 大腿静脈からアプローチした症例 (FV group, n=20) には体動を制限した. 試験開始時と終了時の体温, 白血球数, CRP, 血流量は両groupとも試験開始時と終了時で有意差はなかった. 試験終了時のカテーテル挿入部と縫合部の発赤発生率は, 両groupで有意差はなかった.UK-Dを鼠径部に短期間留置した場合, 本研究で許可した体動では内頸静脈からのアプローチと比較し, 臨床上問題となる感染や血栓形成には明らかな差は認めなかった. よって, 柔軟性のあるUK-Dを使用した場合には, 短時間の歩行や座位などの体動は許容範囲内であると思われた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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