A Case of Primary Pulmonary Malignant Germ Cell Tumor

Autor: Shinji Abe, Takumi Sasai, Yoshitaka Masaki, Yoshimitu Yamano, Yoshihito Ueyama, Shigeo Tanaka
Rok vydání: 1996
Předmět:
Zdroj: Haigan. 36:957-962
ISSN: 1348-9992
0386-9628
DOI: 10.2482/haigan.36.957
Popis: 症例は62歳, 男性.検診で右肺異常陰影を指摘され来院.胸部X線写真上右上肺野に腫瘤影を認め, 胸部CTでは右S2の腫瘤影および縦隔リンパ節腫大を認めた.経気管支肺生検で扁平上皮癌と診断, cT2N2M0, 原発性肺癌の診断のもと右肺上葉切除術, 縦隔リンパ節郭清を行った.術後病理検査で腫瘍は多彩な組織像を呈し, 免疫組織染色ではHCG, AFP, HPL, CEAが陽性に染色された.以上からこの腫瘍は悪性胚細胞腫 (卵黄嚢腫瘍+絨毛癌+胎児性癌) と診断した.精巣を含め他に異常所見を認めず, 肺原発と考えられた.術後化学療法および縦隔への放射線療法を行ったが, 多発肺転移出現し術後12ヵ月目に癌死した.肺原発の悪性胚細胞腫はまれであるため報告する.
Databáze: OpenAIRE