Clinicopathological Studies and Treatment for Colorectal Carcinoma with Invasion to Adjacent Organs
Autor: | Kazuaki Sasaki, Hiroshi Hayasaka, Tamotsu Tsutsui, Masashi Oku |
---|---|
Rok vydání: | 1991 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 24:1997-2003 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.24.1997 |
Popis: | 過去12年間 (1977~1988) に経験した原発性大腸癌635例中51例 (8.0%) に隣接臓器浸潤を認めた.浸潤臓器は胃, 十二指腸, 小腸, 膀胱, 尿管, 子宮, 腟などで, 原発巣の肉眼所見では3型, 全周性の症例が多かった.組織型では中分化腺癌が最も多かった.治癒切除率は結腸癌50%, 直腸癌55.2%で大差はなかったが, 横行結腸癌, 下部直腸癌 (Rb) は他部位の癌にくらべ低率であった.治癒切除群の5生率は, 結腸癌73%, 直腸癌19%で明らかに, 非治癒切除群にくらべ, 良好であった.隣接臓器浸潤があるにもかかわらず, 遠隔リンパ節や血行性転移は比較的少なく, 合併切除によって治癒切除が可能となる症例が多いと思われた.今後, さらに術後成績の向上のため, 術中の迅速で適確な診断法の確立と, 遠隔転移がない症例において骨盤内臓全摘術を含む合併切除を念頭においた積極的な手術方針で望む必要があると思われた. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |