Results of Transabdominal Emergency Repair of Ruptured Abdominal Aortic Aneurysms
Autor: | Shougo Urabe, Osamu Shigemitsu, Hirofumi Anai, Tetsuo Hadama, Hidenori Sako, Tomoyuki Wada, Shinji Miyamoto |
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Rok vydání: | 2000 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Kyukyu Igakukai Zasshi. 11:679-682 |
ISSN: | 1883-3772 0915-924X |
DOI: | 10.3893/jjaam.11.679 |
Popis: | 緊急性を要する破裂性腹部大動脈瘤に対し,われわれは一貫して腹部正中切開でアプローチし,待機手術と同様の手技を基本とした手術を行ってきた。その方法と手術成績を報告する。1981年1月から1999年12月までに腹部大動脈瘤手術は286例を経験し,そのうち61例(21.3%)が破裂症例であり緊急手術を行った。年齢は27~83歳,平均67.9±9.7歳,男性49例,女性12例であった。来院時血圧80mmHg以下のショック状態であった症例が24例あった。手術は全例腹部正中切開にて開腹し,後腹膜を切開後,盲目的に触診で大動脈を確認し,鉗子の先端が腰椎に接するように大動脈を遮断した。また出血を最小限に抑えるため,可能な限り剥離面を少なくした。破裂部位が腎動脈に近接している場合でも,腎動脈近位の大動脈と腎動脈を一時的に遮断することにより対処可能であった。人工血管の中枢側吻合は原則として,intra-luminal anastomosisを行った。balloonによる閉塞や開胸による大動脈遮断などは行わなかった。非破裂症例225例の手術後30日以内の死亡は1例(0.4%)であったのに対し,破裂例では61例中16例(26.2%)を術後30日以内に失った。術後2か月目の入院中に他病死した症例が1例あったが,他の42例は軽快退院した。緊急を要する本疾患では,大動脈遮断を行い出血をコントロールすることが最優先される。できるだけ単純な方法による手術手技の確立が成績の向上につながると考えられる。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |