A case of asymptomatic glucagonoma of the pancreas: A review of the reported case of pancreatic glucagonoma 2.0cm or less in diameter in Japan

Autor: Kei Nishiya, Masaki Nishimura, Tohru Urushibara, Takekazu Iwata, Koichi Yokoyama
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Suizo. 20:407-413
ISSN: 1881-2805
0913-0071
Popis: 症例は50歳, 男性. 主訴はなし. 平成13年10月, 腹部超音波検査にて膵体部腫瘍が指摘され, 精査加療目的にて入院となる. 入院時検査にて, 腫瘍マーカー, 膵内分泌ホルモン値は正常であった. 腹部CTにて膵体部に直径1.5cm大の低吸収性病変を認め, 造影CTで著明な造影効果を呈した. 腹部血管造影では腫瘍濃染像が認められた. 内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査で, 異常は認められなかった. 非機能性膵内分泌腫瘍の診断にて, 膵分節切除, 尾側膵空腸吻合術を施行した. 病理診断は良性膵内分泌腫瘍で, 免疫組織染色にてchromogranin A, グルカゴンが陽性であり, 膵グルカゴノーマの診断であった. 術後に消化管出血を伴う脾仮性動脈瘤の形成があり, 動脈瘤塞栓術を施行した. 術後3年6カ月経過し, 無再発, 健在である. 膵内分泌腫瘍の中でグルカゴノーマは稀であり, 本邦における腫瘍径2cm以下の膵グルカゴノーマの報告例を集計し, 報告する.
Databáze: OpenAIRE