A CASE OF CANCER OF THE TRANSVERSE COLON WITH AN ABSCESS OF THE ABDOMINAL WALL AND A JEJUNOCOLIC FISTULA

Autor: Masayuki Ohta, Tetsuya Ishio, Seigo Kitano
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 72:1202-1206
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: 症例は64歳,男性.左季肋部痛を主訴に当院受診.精査の結果,腹壁膿瘍および空腸結腸瘻を伴う横行結腸癌の診断を得た.膿瘍ドレナージを行い炎症所見が落ち着いた後に開腹手術を施行した.腹水,腹膜播種,肝転移は認めず,腹壁,空腸合併切除を伴う横行結腸切除術を施行した.切除標本では,横行結腸に60×50mm大の2型の腫瘍が存在し,空腸との瘻孔を認めた.病理組織検査では,中分化型腺癌で,空腸への直接浸潤を認めた.進行度は,SI(空腸),N0,H0,P0,M0,StageIIであった.術後経過は良好で,術後3年の現在も再発を認めていない.腹壁膿瘍および空腸結腸瘻を伴う結腸癌は極めて稀であるが,積極的な合併切除により予後は期待できるものと思われた.
Databáze: OpenAIRE