Investigation of Analytical Conditions for Quantitative Analyses of Cyanobacterial Toxin Microcystin in Freshwaters
Autor: | Takaharu Kitsuwa, Kunimitsu Kaya, Masami Matsui, Tomoharu Sano |
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Rok vydání: | 1998 |
Předmět: | |
Zdroj: | Journal of Environmental Chemistry. 8:275-283 |
ISSN: | 1882-5818 0917-2408 |
DOI: | 10.5985/jec.8.275 |
Popis: | 湖沼水などに含まれるミクロシスチンの分析法を確立するために, 固相抽出におけるメタノール濃度, 抽出濃度, 試料溶出速度などの基礎的条件を検討し, HPLCとGC/CI-MS法による定量分析について比較検討を行った。湖沼水は超音波を照射後, ミクロシスチンをメタノールで抽出し, 抽出液を蒸留水で希釈し, C18カートリッジの固相抽出法で行った。総ミクロシスチン量は2-メチル-3-メトキシ-4-フェニル酪酸として定量した。C18カートリッジのミクロシスチンRR保持能は抽出液のメタノール濃度に依存し, 保持能力は温度の上昇にともなって低下した。他方, 固相抽出における試料の送液速度が0.5~3.0ml/minの範囲では, C18に保持されるミクロシスチン量に影響がなかった。試料によっては浮遊物質がカートリッジに影響したが, メタノール濃度を変えて遠心分離する方法で, 試料中に浮遊物質を除去できた。また, ミクロシスチン分析において, カートリッジ製造ロットが異なるものは同じロットのもの同士に比べてバラツキが大きい値を示した。GC/CI-MS法では, 試料中の夾雑成分の影響が少なく, 総ミクロシスチン量を求める方法として優れていた。また, HPLCでは夾雑成分を考慮する必要があるが, この方法は湖沼水中のミクロシスチンのスクリーニング法として有効であるとおもわれた。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |