A case of malignant peripheral nerve sheath tumor with lymph node metastasis

Autor: Akihito Takahashi, Sumiko Takatsuka, Takenori Kabumoto, Naoyuki Kariya, Masaaki Ito, Takayuki Suyama
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Skin Cancer. 21:101-104
ISSN: 1884-3549
0915-3535
Popis: 70歳, 女性。神経線維腫症1型の既往はない。10年来の左大腿部に多発した皮下腫瘤を切除し, 神経線維腫の診断で経過観察されていた。1年半後, 左鼠径部に自覚症状を伴わない3cm大の皮下腫瘤が出現。生検標本の組織像では皮下に巨大な腫瘍として認められ, 個々の腫瘍細胞は異型性の強い大小さまざまな核を持っており, 細胞密度も高かった。また免疫組織化学染色では, S-100蛋白とビメンチンが腫瘍細胞に陽性であった。組織学的に悪性末梢神経鞘腫 (malignant peripheral nerve sheath tumor, 以下MPNSTと略す) と診断した。拡大切除術およびリンパ節郭清を施行したところ, 摘出したリンパ節に転移を認めた。追加治療として, 局所に合計63Gyの4MeVのX線照射を行った。術後1年の時点で再発・転移は認めていない。MPNSTのリンパ行性転移は極めて稀であり, また, 自験例が神経線維腫症5型である可能性を考えた。
Databáze: OpenAIRE