Successful treatment by endoscopic sclerotherapy for diffuse gastric antral vascular ectasia in a dialysis patient with liver cirrhosis
Autor: | Sachie Hashimoto, Satoshi Tani, Masayuki Azuma, Yasuhide Tokukoda, Tetsuo Miyazaki, Hidemune Naito, Munetaka Morita, Munetada Oimomi, Junpei Yamashita, Akira Fujimori |
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Rok vydání: | 1997 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 30:81-85 |
ISSN: | 1883-082X 1340-3451 |
DOI: | 10.4009/jsdt.30.81 |
Popis: | Diffuse gastric antral vascular ectasia (DAVE) による消化管出血に対して, 無抗凝固剤透析 (NAHD) と内視鏡的硬化療法が有効であった透析症例を経験した. 症例は63歳, 透析歴9年の男性で肝硬変を合併していた. タール便が出現したため内視鏡検査を行ったところ, 胃前庭部全域に散在するoozingを伴う小発赤斑を認めた. DAVEからの出血と診断し, 透析方法をNAHDに変更, 抗潰瘍剤, 粘膜保護剤を投与したところ一時的に出血は止まった. しかし, CTで発見された肝癌に対してTAE治療を行った後, 再度出血が認められた. 内視鏡下でのclipping法やheat probe法では止血できなかったが, polidocanol局注療法にて永続的な止血に成功した. DAVEによる出血は保存的治療に抵抗することが多く, 胃切除を必要とする場合も多い. 本症例は肝硬変を合併し全身状態から外科治療の適応はなかったが, 内視鏡的治療が奏効した貴重な1症例と考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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