A resected case of an extensive local recurrence of mediastinal liposarcoma

Autor: Mitsunobu Tamura, Hiroyuki Shiono, Tomofumi Oda, Meinoshin Okumura, Masayoshi Nakanishi
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Associtation for Chest Surgery. 22:967-973
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.22.967
Popis: 一般に,脂肪肉腫は化学療法や放射線治療が無効で,外科切除が選択されるが局所再発が多い.今回,縦隔に広範囲に局所再発した縦隔脂肪肉腫に対して,腫瘍減量手術を施行した1例を経験した.69歳,女性.縦隔脂肪肉腫(高分化型)の摘出術を施行された.術後2年経過し軽い胸部圧迫感が出現した.胸部CTで前中縦隔に低濃度の占拠性腫瘍を認め,脂肪肉腫の局所再発と診断した.完全切除は困難と判断したが,圧迫症状の増悪を回避するために,腫瘍の減量術を施行した.腫瘍は周囲臓器を圧排していたが浸潤傾向なく,肉眼的に全摘術となった.しかし,癒着が強固な左腕頭静脈周囲に僅かな脂肪組織が残り,腫瘍の遺残を懸念し放射線治療を追加した.病理診断は,一部に脱分化を伴った高分化型脂肪肉腫であった.術後は胸部圧迫症状が消失し,再発兆候は認めない.
Databáze: OpenAIRE