Analysis of Cases with Sudden Deafness Showing Early Response to Amidotrizoate Therapy

Autor: Tetsuya Tono, Shizuo Komune, Tamotsu Morimitsu, Hiroto Osako, Masayuki Yamasaki, Yasuaki Ushisako
Rok vydání: 1998
Předmět:
Zdroj: AUDIOLOGY JAPAN. 41:112-117
ISSN: 1883-7301
0303-8106
DOI: 10.4295/audiology.41.112
Popis: ウログラフィン治療に対する反応性を見る目的で, 本剤単独療法で治療後一週間以内に治癒ないし著明回復に至った突発性難聴症例を, 早期反応群として臨床的特徴を検討した。発症から治療開始までの期間や年齢には他の群と有意差なかったが, 早期反応群にはめまいの随伴例が1例もなく, 女性より男性に多い傾向が認められた。早期反応群の治療前の聴力像は4000Hzと8000Hzの閾値が比較的保たれる傾向がある一方, 反応不良群との間に有意差を認めた。早期反応群の聴力改善は250Hz, 500Hz, 1000Hzに顕著に見られ, 治療後一週間でほぼ固定時聴力まで達していた。これらの特徴は, 性差を除けば予後良好の突発性難聴一般に共通したものであり, ウログラフィンに反応する内耳病態が特殊なものではないことが示唆された。
Databáze: OpenAIRE