Fluorescein angiography in patients undergoing hemodialysis

Autor: Yasumoto R, Masanobu Maekawa, Nobuhide Izumi, Hiroyuki Iwata, M Umeda, Mitsuhiro Yamamoto, Taketoshi Kishimoto
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy. 26:319-322
ISSN: 1884-6211
0911-5889
Popis: 蛍光眼底造影は, 眼科領域では網脈絡膜疾患の診断, 治療効果の判定に不可欠な検査法である. しかしその造影剤として用いられるフルオレッセイン-ナトリウム (NaFI) による副作用発現は稀ではなく, また透析患者におけるNaFIの薬物動態は知られていない. そこでまず基礎的検討として比色法によるNaFIの濃度測定法を検討し, 次に血液透析 (HD) 患者におけるNaFlの透析性を調べた. NaFIはHDにより速やかに除去され, 血中濃度は透析4時間で前値の17.5%, 5時間で14%に低下した. NaFIのクリアランス (Mean±SD) は1時間値20.2±20.1ml/min, 2時間値30.8±19.1ml/minであった. またNaFIのHD患者における非透析時の半減期は約21時間で健常者では約1.1時間であった. 以上よりNaFIは比較的良好な透析性を有すること, 非透析時は半減期が極めて長いこと, 副作用も稀ではないことなどからHD患者の蛍光眼底造影後は, NaFIの残存を防ぐ意味からも速やかにHDを行いNaFIを除去することが望ましいと考えられた.
Databáze: OpenAIRE