Effect of ursodeoxycholate on phospholipase C-mediated intracellular signal transduction by ethanol and vasopressin in intact rat hepatocytes
Autor: | Kazunori Akachi, Yoshihide Nakayama, Makoto Hoshino, Katsuyoshi Higashi, Katsuhiko Tsukada, Haruhisa Nakao, Tomoaki Isobe, Toshihiko Takeuchi, Tomoyuki Nomura, Junichi Yamada |
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Rok vydání: | 1994 |
Předmět: | |
Zdroj: | Kanzo. 35:146-156 |
ISSN: | 1881-3593 0451-4203 |
DOI: | 10.2957/kanzo.35.146 |
Popis: | ラット分離肝細胞において,エタノール(EtOH), vasopressin刺激によるホスホリパーゼC (PLC)活性化(細胞内Ca2+ ([Ca2+]c)の上昇,イノシトール三リン酸(InsP3)の産生)に対するウルソデオキシコール酸(UDC)の効果について検討した.vasopressinによるPLC活性は持続性であるのに対し,EtOHによるPLC活性は一過性であった.肝細胞をUDC及びタウリン飽合体であるTUDCで前処置すると,EtOHによるInsP3の産生には有意な変化はみられなかったが,[Ca2+]cの上昇は増強された.一方,vasopressinによる[Ca2+]cの上昇,InsP3の産生はUDC, TUDC前処置により有意に抑制され,PLC活性が抑制されることが明らかとなった.また,vasopressinによる[Ca2+]c上昇はEtOH前処置により抑制され,さらにUDC, TUDCと併用することによりこの抑制効果は増強された.このようにUDCはPLC作動性肝細胞内情報伝達機構に影響を及ぼし,種々の細胞機能の発現に関与することが示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
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