A case of acute hepatitis C in which transmission of HCV strain from a patient with chronic hepatitis C was demonstrated

Autor: Yutaka Kondo, Masashi Mizokami, Makoto Ohyama, Makoto Nakamura, Hideaki Kato, Etsuro Orito, Yuji Nishi, Yasuhito Tanaka, Fuminaka Sugauchi
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 47:105-112
ISSN: 1881-3593
0451-4203
Popis: 症例は, 32歳, 男性. 黄疸と褐色尿を主訴に当院を受診し, 肝機能障害を認めたため当院入院となった. HCV抗体低力価陽性, HCV RNA陽性および他のウイルスマーカー陰性より, C型急性肝炎と診断した. 入院後, 黄疸の増強を認めたものの, その後, 次第に肝機能は改善し退院となった. 感染源の検索のために詳細な病歴の聴取をしたところ, 患者の友人が慢性肝炎にて当院通院中で, その友人と注射器の不適切な使用をしたことがわかった. 両者からHCVを検出し, E1およびNS5B領域の遺伝子配列を決定したところ両者とも遺伝子型2a型で, 相同性は100%であった. C型慢性肝炎にて通院中の患者からのHCVの水平感染にて発症したC型急性肝炎の1例を経験した. ハイリスクグループにおけるHCVの新規感染は解決すべき問題であり, 今後その実態の解明と対策が必要である.
Databáze: OpenAIRE