Three Cases of Adenocarcinoma of the Larynx

Autor: Toshiaki Ogawara, Satoshi Koike, Shosuke Moriwaki, Shuichi Watanabe, Teruyuki Aoki
Rok vydání: 1978
Předmět:
Zdroj: Practica Oto-Rhino-Laryngologica. 71:1101-1107
ISSN: 1884-4545
0032-6313
DOI: 10.5631/jibirin.71.1101
Popis: 1) 我々は, 喉頭腺癌3例を報告した. その組織像は, adenoid cystic carcinoma 1例 (70才女性) と mucoepidermoid carcinoma 2例 (64才, 男性, 45才, 男性) である.2) adenoid cystic carcinoma と mucoepidermoid carcinoma は, 組織発生学的に同じ管系より発生し, 両者の移行型もみられる. 我々は, 腫瘍が主導管由来の場合 mucoepidermoid carcinoma の像を呈し, 腺房近くの末梢導管に発生すると adenoid cystic carcinoma の像を呈する傾向が強いと考えられる.3) 治療は, 本腫瘍の増殖形態が扁平上皮癌と異なり, 粘膜下に広く浸潤し, また放射線抵抗性を有するため手術療法が優先される. 切除範囲を肉眼的に決定するのは難しく, 術中断端の迅速病理組織検査を行って切除範囲を決定することが, 局所再発予防の上からも大切である.
Databáze: OpenAIRE