Case of Mesenteric Panniculitis

Autor: Akira Tsuchiya, Kenji Ogawa, Hiroyuki Kato, Testuro Kajiwara, Takao Katsube, Kentaro Yamaguchi, Yoshihiko Naritaka, Syunsuke Haga, Takeshi Shimakawa, Syungo Endo
Rok vydání: 1998
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 31:1889-1892
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 症例は83歳の男性. 腹痛と発熱を主訴に来院した. 腹部CT検査にて腸間膜のdensityの上昇と, その内部にhigh densityな索状影を認めた. 腸間膜脂肪織炎を疑うも, 腹膜刺激症状が強く認められたため, 汎発性腹膜炎の診断で開腹した. 小腸間膜のほぼ全域に肥厚を認め, 小腸の血行障害も認められた. 術中, 腸間膜脂肪織炎と判断し, 小腸間膜の減張切開, 生検および腹腔ドレナージ後閉腹した. 病理組織学検査でも腸間膜脂肪織炎の診断であった. 術後第1病日よりステロイドを投与し, 腹部症状の改善とCRPの低下を認めた. また自験例では経時的に腹部CT画像を観察し, この疾患に特徴的と思われる腸間膜のdensityの上昇と, 症状改善に伴うdensityおよびvolumeの正常化が認められたので, 併せて報告した.
Databáze: OpenAIRE