Decision method of infarct-related coronary artery by non-invasive method

Autor: Keiko Suzuki, Seiichi Toyama
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Electrocardiology. 12:351-357
ISSN: 1884-2437
0285-1660
DOI: 10.5105/jse.12.351
Popis: 心筋梗塞の責任冠動脈を非観血的方法で推測するために, 陳旧性後下壁梗塞の責任冠動脈が右冠動脈 (RC) か左回旋枝 (CX) かを, 心電図, ベクトル心電図, 体表面電位図, タリウム・シンチグラム (SCG) の所見を用い, 総点数法で判定した.総点数法は各検査ことにいくつかのパラメータを設け, 冠動脈造影法 (CAG) で責任冠動脈が判定できたRC群とCX群の出現頻度を比べて点数を出し, 各症例ことの総点数で責任冠動脈がいずれかを判別した.そして, CAGでの判定との一致度を調べた結果, 心電図での適中率は81.7%, ベクトル心電図では86.7%, 体表面電位図では80.7%, SCGでは84.2%であった.さらに適中率を向上させるために, この四つの検査成績を組み合わせることにより, 適中率は92.0%まであげることができた.なお総点数法はベクトル心電図で再現性が確かめられている.
Databáze: OpenAIRE