On the Rate of Mutarotation of Lactose and β-Galactosidase Action on Lactose Isomers

Autor: Kokichi Taniguchi, Rinjiro Sasaki
Rok vydání: 1959
Předmět:
Zdroj: Journal of the agricultural chemical society of Japan. 33:111-116
ISSN: 1883-6844
0002-1407
DOI: 10.1271/nogeikagaku1924.33.2_111
Popis: α-及びβ-乳糖の比旋光度を測定し[α]20Dとしてそれぞれ+90.4°(無水物として)及び+34.4°の値を得た.乳糖が平衡に達したときのα-及びβ-乳糖の割合を求め,温度上昇に従ってβ-型に平衡が傾くことを確めた.また温度及びpHの変旋光速度に及ぼす影響を調べ,温度10°の上昇はその速度を2.7倍増すこと, pHの影響としてはOH-の影響が大で, pH 6.0以上ではその速度は非常に大になる.各条件で測定された変旋光速度定数を求めた. 乳糖の変旋光を考慮しこれを計算に入れた条件で実験を行い,そのanomeric isomerであるα-乳糖とβ-乳糖の酵素化学的相違を検討した結果,β-galactosidaseがβ-型よりもα-乳糖に対し大きなaffinityを有することを明らかにした.
Databáze: OpenAIRE