A CASE OF MALIGNANT BRENNER TUMOR DIAGNOSED BY POSTMORTEM EXAMINATIONS

Autor: Ken Shimada, Koichi Itabashi, Kazunori Furuta, Tsuyoshi Takahashi, Masahiko Watanabe
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:2885-2889
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: 54歳, 女性. 消化管通過障害で発症した. 後腹膜腫瘍の右腎・十二指腸・膵頭部浸潤の診断で膵頭十二指腸切除術を行った. 後腹膜に板状の瘢痕組織がみられ右腎門部・十二指腸・膵頭部に連続していた. 病理学的には下部胆道系が原発の腺扁平上皮癌と診断された. 術後の経過は良好であったが, 約1年後に再発死した. 剖検では肝門部から連続する強い線維化により腹腔内臓器は一塊となっていた. 左卵巣の軽度腫大がみられ, 病理学的には腫瘍細胞に置き換わっていた. HE染色・免疫染色・電顕所見では悪性Brenner腫瘍に矛盾しない所見であった. 臨床的にも進行の速さから悪性度の高い悪性Brenner腫瘍と考えられた. 本症例は経過中に腹痛の訴えや腹部腫瘤が指摘されることはなく, 左卵巣から後腹膜を上行性に右側へと交差し肝門部方向に浸潤したと考えられた.
Databáze: OpenAIRE