A Case of Refractory Gastric Tube Ulcer with Surgical Staple in the Ulcer Floor

Autor: Yoshifumi Kise, Soichiro Yamamoto, Takahiro Kenmochi, Hiroyasu Makuuchi, Hideo Shimada, Takayuki Nishi, Tomoko Hanashi, Osamu Chino, Tadashi Hara
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: Nihon Kikan Shokudoka Gakkai Kaiho. 59:56-59
ISSN: 1880-6848
0029-0645
DOI: 10.2468/jbes.59.56
Popis: 症例は71歳,女性。平成16年11月当院にて難治性良性食道狭窄に対し非開胸食道抜去,胸壁前経路胃管再建を施行した。また3カ月前から腰痛症にてNSAIDを内服している。今回,平成17年4月胃管に一致した前胸部に皮膚の発赤と同部位からの出血を認め当科を受診した。緊急内視鏡にて胃管潰瘍穿孔と診断され入院となった。入院後はNSAIDを中止し,禁食,高カロリー輸液,PPIによる保存療法を行った。改善傾向を認め経口摂取開始後退院となった。同年8月,再び前胸部の出血を認め胃管潰瘍の再燃・穿孔の診断で入院となった。初回と同様の治療を行い穿孔部は閉鎖,潰瘍自体も改善傾向となったが経口摂取開始後に再び増悪した。Helicobacter pylori感染は陰性であった。内視鏡所見では潰瘍底に手術時のstapleを認めこれが再燃・治癒遷延の要因と考えられ内視鏡的に除去した。以後速やかに改善し同年11月退院となった。
Databáze: OpenAIRE