A Case of Endocrine Cell Carcinoma of the Gallbladder
Autor: | Yu Sakai, Noriyuki Kuwabara, Keiichi Fujino, Hideki Kobayashi, Chiyuki Watanabe, Ryo Wada, Michinori Murayama, Masaru Ishiyama |
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Rok vydání: | 1997 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 30:784-788 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.30.784 |
Popis: | 症例は68歳の女性で, 6年前に上行結腸癌の根治術を施行され, 外来経過観察中に右上腹部痛を訴えた. 画像検査で, 不整な隆起をともなう胆嚢の壁肥厚, 膵胆管合流異常が認められ, 胆石はなかった. また, 肝床部に腹部超音波検査でlow echo領域が認められ, 腹部computed tomographyでは濃染効果をともなう高吸収域が認められた. 術中, 腹膜播種・漿膜および漿膜下浸潤・肝床浸潤は認められず, 胆嚢摘出およびリンパ節郭清術を施行した. 組織学的には表層に高分化腺癌を伴った多結節の未分化癌であり, 免疫組織化学的検索を加えた結果内分泌細胞癌と考えられた. また, 漿膜浸潤を一部で認めたが肝床剥離面の癌浸潤は認められなかった. 画像診断で肝床部に認められた所見は, 胆嚢静脈の血流増加によるものと考えられた. 術後3か月で死亡し, 剖検時多数転移巣を確認した. 比較的まれと考えられる胆嚢内分泌細胞癌の1例を, 興味ある画像所見と合わせて報告した. |
Databáze: | OpenAIRE |
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