Palo Azul Prevents Dryness-Induced Decrease in Filaggrin and Amino Acids
Autor: | Chika Katagiri, Masahiro Oota, Genji Wada, Naomi Oota, Tetsuji Hirao, Hiroshi Fujita |
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Rok vydání: | 2003 |
Předmět: | |
Zdroj: | Journal of Society of Cosmetic Chemists of Japan. 37:84-91 |
ISSN: | 1884-4146 0387-5253 |
Popis: | 角層では, 乾燥した外部環境に対処するために, 遊離アミノ酸を主成分とする天然保湿因子 (NMF) が水分を保持している。ドライスキンでは角層水分量とともに角層アミノ酸量が低下することが報告されているが, その機構については不明な点が多い。角層アミノ酸はタンパク質「フィラグリン」が分解して生ずるが, われわれは培養ヒトケラチノサイトを気相に曝すことにより, プロフィラグリンmRNA量, タンパク量が減少することを見出した。この系で薬剤をスクリーニングしたところ, メキシコ産植物Palo Azulの抽出液がプロフィラグリンmRNA量減少を効果的に抑制した。また, この抽出液を配合した化粧水は, SDSで誘導したヒトの実験的ドライスキンに対して角層水分量, 角層アミノ酸量低下を抑制する効果も有していた。これらの結果は, 気相に曝された培養ヒトケラチノサイトがヒトのドライスキンに類似したモデル, ならびに薬剤のスクリーニング系になり得ることを示唆している。そして, 乾燥そのものがフィラグリン量の低下を引き起こすという, 乾燥による角層アミノ酸低下の一因を示唆している。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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