A CASE OF DUODENAL STENOSIS AFTER RIGHT HEMICOLECTOMY

Autor: Tatsuya Nakano, Yoshiko Banba, Hiroaki Tomimatsu
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:1629-1633
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.66.1629
Popis: 症例は81歳,女性.右中下腹部に腫瘤を触知され入院.上行結腸癌の診断で結腸右半切除術を施行.術後2カ月半経過して,胆汁性嘔吐が出現し再入院した.上部消化管造影では,十二指腸下行部下端で屈曲狭窄し, Treitz靱帯がなく,右腹部にある空腸にそのままつながっていた.腸回転異常による腸の捻転で十二指腸狭窄が生じていると診断し手術を施行した.術中所見では,十二指腸からつながる腸管が右上後腹膜へ癒着していた.それを剥離すると,十二指腸と空腸の境界が不明瞭で,小腸間膜の固定が全くなく,空腸起始部が正常の位置に対し180度時計方向に回転しているのが判明した.再び捻転しない様に,腸管を正常の解剖の位置に戻し固定し,手術を終えた.この様な症例は稀と思われ報告した.
Databáze: OpenAIRE