A CASE OF THYROID CRISIS WITH THYROTOXIC MYOPATHY INDUCED BY A TRAFFIC ACCIDENT
Autor: | Renta Katsui, Yoshiyuki Nakajima, Yasuyuki Urizono, Naoto Ueyama |
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Rok vydání: | 2005 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:578-582 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
DOI: | 10.3919/jjsa.66.578 |
Popis: | 患者は41歳女性,軽乗用車を運転中にトラックと衝突し,搬送先の病院では興奮状態で,意思の疎通は困難であった.頭蓋骨骨折,横隔膜破裂と脾臓破裂を認め,脾動脈の塞栓術を行った後に緊急開腹術を施行した.麻酔導入時,脈拍200/minの洞性頻脈を認めた.術当日に再度,頻脈と41°Cの発熱を認めた.甲状腺の著明な腫脹と眼球の突出, free T3, free T4, サイログロブリンはそれぞれ14.4pg/ml, 6.02ng/ml, 800ng/mlと著増し, TSHは0.002μIU/mlと低値であったため,外傷を契機に甲状腺クリーゼが起こったと判断,治療を開始した.その後,甲状腺関連ホルモンの値は正常化したが,甲状腺中毒性ミオパチーを合併した.重症多発外傷の場合,時間的制約が厳しく,充分な問診がとれない.そして目先の派手な損傷に気がとられがちとなるが,おもわぬ内因性の疾患が存在することもあるので,生理的徴候をしっかりと把握し,病態を評価,検討することが重要であると考える. |
Databáze: | OpenAIRE |
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