Prognostic Factors and Postoperative Complications in Patients with Colorectal Perforation
Autor: | Jun Murata, Ryoichi Fujita, Yusuke Tada, Mamiko Ubukata, Yoshitetsu Kawa, Shingo Kameoka, Shohken Chin |
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Rok vydání: | 2010 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 43:1007-1013 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.43.1007 |
Popis: | 目的:大腸穿孔の治療戦略を立てるため,予後を判定する術前因子を検討し,また予後を改善するため,死因に関連ある因子と術後合併症を検討したので報告する.方法:2004年1月から2008年8月までに緊急手術を施行した大腸穿孔症例35例を対象とした.年齢,術前合併症,穿孔原因と部位,白血球数,クレアチニン(Cr),プロトロンビン時間(PT),Base excess(BE),体温,血圧,APACHE II score(以下,AS),手術までの時間,腹腔内の汚染度,術式,および術後合併症の有無を救命例と死亡例で比較検討した.結果:救命例は27例,死亡例は8例で,死亡率は23%であった.単変量解析では術前の予後判定因子はCr,PT,BE,体温,血圧,AS,腹腔内の汚染度であった.ロジスティック回帰を用いた多変量解析ではASだけが有意に予後不良であった(相対危険率1.89,p=0.005).AS 20以上の症例は死亡率83%であり,20未満の症例の死亡率10%と比べて有意に予後が不良であった(p=0.001).腹腔内感染,菌血症や肺炎の術後感染症を有する群の死亡率は53%で,有さない群は0%であり,また,disseminated intravascular coagulation(DIC)を有する群の死亡率は80%で,有さない群は13%であり,術後感染症やDICの合併は有意に予後が不良であった(それぞれp<0.001,p=0.006).考察:ASは有意な予後判定因子と考えられた.術後感染症のコントロールが予後を改善する可能性が示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |