Tumor cells in sputum of chondrosarcoma originating from the thoracic vertebrae

Autor: Hiroko Kotani, Minoru Matsuda, Seiichi Sugihara, Masao Mizutani, Yuuko Kooritani
Rok vydání: 1986
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 25:1065-1068
ISSN: 1882-7233
0387-1193
DOI: 10.5795/jjscc.25.1065
Popis: 喀痰中に軟骨肉腫細胞が出現した胸椎原発軟骨肉腫の1例を報告する. 患者は, 54歳, 男性, 右肩甲部, 右肘関節部の軽度の疼痛を主訴として来院. 胸部X線撮影の結果, 縦隔腫瘍が疑われ, 手術が施行された. 臨床的に腫瘍は, 第1, 第2胸椎間原発と考えられた. その後, 局所再発を繰り返し, 縦隔, 肋骨, 右肺へと浸潤部位が拡大し, 7年後に胸髄損傷による呼吸不全にて死亡した. 腫瘍の右肺への著明な浸潤により, 喀痰中に腫瘍細胞を多数認めた. 腫瘍細胞は, ヘマトキシリンに淡く染まる軟骨基質様物質とともに, 1~数個の細胞がシート状に認めれた. 細胞質はライトグリーンに好染し, 円形ないし多辺形, 核は中心性にて, 円ないし類円形であった. 核の大小不同は著明でなかった. まれに2核細胞も認められた. 核小体は円形で大きく, 主として1個認められた.
Databáze: OpenAIRE