A Case of Idiopathic Perforation of the Gallbladder: Analysis of 29 Cases

Autor: Ouki Yasui, Hiroshi Kon, Fumihito Tsukamoto
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 39:1391-1396
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 症例は72歳の女性で, 上腹部痛を主訴に近医を受診し, 急性腹症の診断にて当院へ紹介された. 腹部触診では反跳痛を有し, 筋性防御を来していた. 上部内視鏡検査にて十二指腸球部に多発性の潰瘍を指摘されたが, 腹部単純X線像では腹腔内遊離ガス像は認めなかった. 近医にて行われた腹部CTでは腫大した胆. と上腹部に腹水の貯留を認めた. 3時間後当院にて行ったCTでは, 腹水の増加, 胆. の縮小化, そして胆. 周囲に新たな液体の貯留を認めた. 汎発性腹膜炎の診断にて緊急開腹した. 開腹所見では胆. 体部が穿孔し胆汁が漏出していた. 手術は胆. 摘出術を施行した. 胆. 結石は有していなかった. 病理検査では菲薄化した胆. 壁のうっ血, 軽度の好中球とリンパ球の浸潤を認めるのみで, 周囲の炎症は乏しく, 特発性胆. 穿孔と診断した. 本症の診断にあたり経時的画像検査が有用であると考えられた.
Databáze: OpenAIRE