Pyrohydrolysis of fluorine-containing samples
Autor: | Naosuke Shiraishi, Yukuo Murata, Kazunobu Kodama |
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Rok vydání: | 1974 |
Předmět: | |
Zdroj: | BUNSEKI KAGAKU. 23:247-252 |
ISSN: | 0525-1931 |
DOI: | 10.2116/bunsekikagaku.23.247 |
Popis: | 高温加水分解法を,多数の試料を処理する現場分析に適用するたあに必要な二,三の研究を行なった.反応管の耐久性は,水蒸気の導入量に大きく支配される.フッ素約100mgでは,水蒸気の導入量4~5ml/分が適当で,これ以下では腐食が激しく,ニッケル管を用いたときは,ニッケルが留出して硝酸トリウム滴定に影響を及ぼす.この条件で,石英管は17回,ニッケル管は約500回使用できるので,経済的にニッケル管のほうがはるかに有利であった.反応促進剤を用いないで水だけで分解しても,フッ化アルミニウムとケイフッ化ナトリウムとは,ほぼ完全に分解されたが,ほたる石は分解されにくかった.X線回折分析法を併用して,この分解反応の過程を推定した.反応促進剤としては,α-アルミナが広く利用できたが,ほたる石のみは無水ケイ酸がよかった.ガラス以外の種々の含フッ素試料の定量結果は正確であり,便利な方法であることを確認したが,現場分析法としては,経済性などの面で炭酸アルカリ融解-水蒸気蒸留-硝酸トリウム滴定法のほうがよい. |
Databáze: | OpenAIRE |
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