Two cases of stage I peripheral type of adenocarcinoma of the lung detected by mass survey sputum cytology

Autor: Harubumi Kato, Chimori Konaka, Takashi Hirano, Tetsuya Okunaka, Katsuaki Nishimiya, Takashi Baba, Yoshihiro Hayata
Rok vydání: 1986
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 25:779-783
ISSN: 1882-7233
0387-1193
DOI: 10.5795/jjscc.25.779
Popis: 喀痰細胞診は中心型早期肺癌の早期発見に有用であり, 集団検診にかなり取り入れられてきている.今回著者らは胸部X線写真正面像で1例は右横隔膜陰影に, 1例は肺門部陰影に重なり, 腫瘤陰影を指摘できず, 喀痰細胞診で陽性所見を得て発見された末稍型肺癌 (clinical stage I) の2例を経験したので, 若干の文献的考察を加え報告する.最近しばしば報告されるradiological occultcancerの多くは喀痰細胞診の導入によって発見された中枢発生の肺扁平上皮癌である.このような末梢型肺腺癌が喀痰細胞診でみつかったのはまれであり, 貴重な症例である. 喀痰細胞診の重要性を改めて認識させ, 胸部正面写真のみの集団検診の問題点を提起する症例と思う.
Databáze: OpenAIRE