Successful maintenance hemodialysis treatment for a patient with hemophilia A and chronic renal failure
Autor: | Hidetoshi Yamanaka, Takashi Nitta, Bunzou Kashiwagi, Motoaki Hatori, Yoshihisa Nojima, Kazuhiro Suzuki, Hideki Utsumi, Hidekazu Koike |
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Rok vydání: | 2004 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 37:91-94 |
ISSN: | 1883-082X 1340-3451 |
Popis: | 慢性腎不全を合併した血友病A患者に, 抗凝固薬や止血法を工夫し安全に維持血液透析を施行できた1例を経験したので報告する.症例は38歳男性. 生来出血傾向は軽度であったが15歳時に血友病Aを指摘されていた. 18歳時糖尿病 (I型) と診断された. 徐々に腎機能が悪化し2000年10月感染をきっかけに腎不全が増悪し緊急透析導入となり, 社会復帰を考慮しCAPD管理となった. 以後, 時に腹膜炎, 肺水腫を併発し臨時血液透析を施行しつつCAPD継続していたが, 2002年4月左前腕内シャントを作製し, 同年10月CAPDの継続が困難となり維持血液透析へ移行となった.維持血液透析時の抗凝固療法は, 当初はnafamostat mesilate (フサン®) を使用したが, 第VIII因子活性20%, APTT 53.5秒, 透析前ACT180秒以上であったため, 無抗凝固薬透析を試みた. しかし, 透析終了時に少量の残血を認めたため, 透析開始時に静脈側からのdalteparin sodium (フラグミン®) 1,000単位のワンショットの全身ヘパリン化を施行し, 現在, 凝固トラブル, 出血症状はなく施行できている. また, 抜針時は第VIII因子製剤 (リコネイト®) 500単位を透析終了時静注し10-15分で止血可能であった. 使用24時間後の第VIII因子活性は平均23%で, 現在のところ第VIII因子インヒビターは陰性である. |
Databáze: | OpenAIRE |
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