Incidental Detection of Small Lung Cancer in a Patient Treated for Spontaneous Pneumothorax

Autor: Hironobu Wada, Tomohiko Iida, Mitsutoshi Shiba, Hajime Tamura, Akira Suda, Kimitaka Kakizawa
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Haigan. 47:723-728
ISSN: 1348-9992
0386-9628
DOI: 10.2482/haigan.47.723
Popis: 背景.自然気胸を初発とする肺癌は稀であり,自然気胸を契機に発見された微小肺癌症例を経験したので報告する.症例.53歳,男性.2006年5月,呼吸困難感を自覚し,前医を受診した.左自然気胸と診断され,当院紹介となり,胸腔ドレナージが施行された.自然気胸は改善したが,胸部CTにて左S1+2胸膜直下に胸膜陥入を認め,周囲にGGOを伴った径10 mmの結節影を認めた.2ヶ月の経過観察にて結節影は消退せず,充実部分の増大および胸膜陥入の増悪傾向がみられたため,同年7月胸腔鏡下肺生検を施行し,肺腺癌と診断した.左肺上大区域切除およびリンパ節郭清術を引き続き行い,病理組織学的には腫瘍径7×7×5 mmの,高分化型腺癌pT1N0M0 stage IAと診断した.結論.近年,CT画像の向上とともに微小肺癌が発見される機会が増えつつあり,自然気胸症例といえどもCTの画像評価は,腫瘍性病変を見落とさないように慎重に行うべきである.周囲にGGOを伴う結節性小型病変は,悪性である可能性があり,経過観察にて消退しない場合,肺癌の可能性を念頭において精検すべきである.
Databáze: OpenAIRE