Response properties of lingual mechanosensitive neurons in the trigeminal ganglion of the rat

Autor: Takayoshi Tabata, Hideaki Mayanagi, Hideji Komatsu, Haruhide Hayashi
Rok vydání: 1998
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Oral Biology. 40:179-186
ISSN: 0385-0137
DOI: 10.2330/joralbiosci1965.40.179
Popis: ラット三叉神経節から舌機械刺激に応答するニューロンを記録し, その反応特性を調べた。舌応答ニューロンは三叉神経節尾外側の下顎神経支配領域の尾側から記録された。舌応答ニューロン領域には, 顎・顔面皮膚, 口唇および下顎切歯・臼歯に反応するニューロンも混在していた。舌応答ニューロンの約90%は遅順応性, 残り10%は速順応性であった。舌応答ニューロンの受容野は非常に小さく (1mmmm2以下), 舌全体に分布していたが, 舌尖部に特に高密度に集中し, 次に舌縁部にも多く観察された。刺激強度と反応の大きさの関係を表すベキ関数法則を遅順応性ニューロンに適用すると, ベキ指数は0.77±0.38であった。伝導速度は遅順応性で2m/sec以下と12~16m/secに, 速順応性で12~14m/secに多く観察された。したがって, 舌では舌尖および舌縁部の感覚識別能が最も高く, この部分からの舌感覚情報が咀嚼および嚥下等の口腔機能に最も深く関与しているものと推察される。
Databáze: OpenAIRE