Problems in the initial stage of dialysis in elderly patients
Autor: | Ryoukichi Yasumori, Shigehiro Kubota, Koichi Taura, Kohei Hara, Takashi Harada, Kazuhiko Takashima, Yoshiyuki Oozono |
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Rok vydání: | 1992 |
Předmět: | |
Zdroj: | Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy. 25:57-61 |
ISSN: | 1884-6211 0911-5889 |
DOI: | 10.4009/jsdt1985.25.57 |
Popis: | 高齢者における透析導入時の問題点について, 1981年より1990年までの10年間に, 血液透析へ導入された男性47例, 女性40例の計87例を対象に検討した. 全例70歳以上で, 平均年齢は76.3歳であった. 原疾患の内訳は腎硬化症44例, 慢性腎炎19例, 糖尿病12例, 嚢胞腎4例, 腎盂腎炎4例, その他4例であった. 臨床症状が出現する以前の早期に透析へ導入された症例は8例のみであった. 他の例では高窒素血症, 乏尿, 心不全, 高カリウム血症, アシドーシス, 全身浮腫, 食思不振などのため透析へ導入されていた. 導入後1か月で26例が死亡し, 透析継続は58例, 中止3例であった. しかしながら1年後には計56例が死亡した. 導入後1か月内に死亡した例では, 低血圧, 乏尿, 血液尿素窒素の高値, アシドーシスなどの特徴が見られ, かつ多臓器障害や感染症, 凝固障害などを有した例が多かった. しかしながら, 障害臓器を有していない例では, 30例中1例のみの死亡であった.これらの成績より, 高齢者においては, 障害臓器が出現する以前の早期に透析へ導入することが, 予後の上で重要であると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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