A Long Surviving Case of Remnant Stomach Cancer with Paraaortic Lymph-node Metastasis. A Patient with Three Primary Cancers Including Remnant Stomach Cancer Gallbladder Cancer and Breast Cancer

Autor: Yoshio Kinami, Ichiro Kita, Shigeki Takashima, Shigeru Takegawa, Takayoshi Akiyama, Fujio Tomita, Takeo Kosaka, Hitoshi Saito, Hiroaki Hagihara, Masashi Kato, Yasuhiko Kojima
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 25:2176-2180
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.25.2176
Popis: 大動脈周囲リンパ節 ((16) b1 inter) 転移陽性であったが切除術後4年5か月の現在再発徴候を認めず健在の1症例を経験した.本症例は64歳の女性で, 残胃癌と同時性に胆嚢癌を切除し, その1年1か月後に右乳癌を切除しえた.既往歴では左乳切 (詳細不明) と胃切除 (巨大皺襞症) がある.残胃癌は肝転移や腹膜播種を認めず, 組織学的には膠様腺癌で漿膜に露出し第4群リンパ節転移陽性で, 残胃全摘膵体尾部脾合併切除兼R2郭清術, また, 胆嚢癌は粘膜内に限局する乳頭腺癌で所属リンパ節転移を認めず, 拡大胆嚢摘除術兼R2郭清術, さらに, 乳癌は1cmの浸潤性乳管癌でリンパ節転移や遠隔転移を認めず, 非定型乳房切除術が施行された.進行した残胃癌は予後不良とされるが, 再建法と進行度に応じた積極的な合併切除とリンパ節郭清を選択することで長期生存の可能性が生じるものと思われた.また担癌患者を診察する際には, 術前術後の他臓器原発癌に留意することが肝要である.
Databáze: OpenAIRE