A CASE OF A MESENTERIC LYMPHANGIOMA CAUSING VOLVULUS OF SMALL INTESTINE

Autor: Nariatsu Sato, Kazuhiro Mori, Isamu Makino, Masahiro Noto, Shigeru Takeyama
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 67:1418-1422
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.67.1418
Popis: 症例は83歳の女性.嘔吐を主訴に近医を受診し,イレウスが疑われ当院に入院となった. CTにて骨盤部に長径約10cm大の乏血性の腫瘍を認め,腸間膜腫瘍が疑われた.また回盲部近傍で上腸間膜動脈を中心として小腸が腸間膜ごと捻れており小腸捻転と診断した.開腹所見では,骨盤腔内に陥入するように12cm大の表面不整な腸間膜腫瘍が存在しており,この腫瘍が骨盤腔内に固定されることで小腸が腸間膜ごと反時計方向に約360度の捻転をきたしていた.捻転していた腸管の虚血やうっ血の所見は認めず腫瘍部の小腸切除術を施行した.病理では腸間膜海綿状リンパ管腫と診断された.本症例は腸間膜原発リンパ管腫が原因となり小腸捻転をきたした希少な1例と考えられた.
Databáze: OpenAIRE