Hepatic hemangiosarcoma which diffusely grew in the whole liver

Autor: Etsuro Araie, Motoshige Shimizu, Hirokazu Takahashi, Masao Kurosaki, Kazuo Notsumata
Rok vydání: 1988
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 29:808-813
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.29.808
Popis: 症例は47歳男性.下腿浮腫,尿の濃染を主訴として入院,血液生化学検査,凝固学的検査から重度の肝細胞機能不全が考えられた.腹部超音波(USG)にて肝実質エコーの著しい不整,脈管系の狭少化,5.0MHzの高周波ではsmall hypoechoic noduleの散在が認められた.腹部単純CTでは肝全体にlowとhigh density areaが不均一,地図状に混在し,造影CTではlow density areaにほぼ一致して強い不均一な増強効果がみられた.肝血管造影,magnetic resonance imaging (MRI),腹腔鏡検査では多発性の海綿状血管腫に合致する所見を示し,また肝硬変(LC)の存在は否定された,以上の所見より悪性疾患が考えられ,臨床的には肝血管肉腫と診断された.肝不全により第103病日に死亡したが,剖検所見では多数の小嚢胞を認め,割面でも海綿状構造の部分と充実性の部分が不規則に混在し,組織学的にも腫瘍細胞が種々の密度で増生浸潤し,典型的な肝血管肉腫の組織所見であった.
Databáze: OpenAIRE