Study on the Environmental Hygienic Chemistry of Chlorinated 2-Hydroxydiphenyl Ethers. Isomer-Specific Analysis of Polychlorinated Dibenzo-p-Dioxins Formed by Pyrolysis

Autor: Hiroshi Ogawa, Eiji Katsura, Toshiaki Miura, Akio Kanetoshi, Hiroyasu Kaneshima
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: Journal of Environmental Chemistry. 2:503-514
ISSN: 1882-5818
0917-2408
DOI: 10.5985/jec.2.503
Popis: 2, 4, 4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル (イルガサンDP300) (I) とその塩素化誘導体である2', 3, 4, 4'-テトラクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル (II) , 2', 4, 4', 5-テトラクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル (III) および2', 3, 4, 4', 5-ペンタクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル (IV) は加熱により種々の塩素化ダイオキシンを生成した。生成した塩素化ダイオキシンの一部は別途合成した標準品の1H-NMRおよびマススペクトルなどとの比較により同定された。その他の塩素化ダイオキシンについては, 1H-NMRおよびマススペクトルから, それらの化学構造を推定した。その結果, Iはその分子内脱塩化水素反応に対応する2, 8-ジクロロダイオキシン (2, 8-di-CDD) およびそのSmiles異性体である2, 7-di-CDDを生成するが, II, IIIおよびIVは分子内脱塩化水素反応に対応する塩素化ダイオキシンおよびそのSmiles異性体の他に, より塩素化されたダイオキシンを生成した。とくに, IIIからは, 塩素化ダイオキシン類で最も高毒性の2, 3, 7, 8-テトラクロロダイオキシン (2, 3, 7, 8-tetra-CDD) が生成した。この結果はこれまでに報告されている以外の新たな2, 3, 7, 8-tetra-CDD生成経路を示唆している。
Databáze: OpenAIRE