A Case of Idiopathic Perforation of the Gallbladder Associated with Arterio-venous Malformation

Autor: Minoru Miyazaki, Kazuhiro Iwase, Haruki Ide, Jun Higaki, Kentarou Nonaka, Satoshi Yoshikawa, Shoki Mikata, Wataru Kamiike, Masami Imakita
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 37:1407-1411
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.37.1407
Popis: 症例は71 歳の男性で, 腹痛にて来院した. 汎発性腹膜炎の診断にて緊急開腹手術を施行した. 腹腔内に胆汁性腹水を認めた. 胆嚢の体部は壊死していた. 胆嚢穿孔と診断し, 胆嚢摘出術を施行し, Cチューブを留置した. 切除標本では, 胆嚢の壁肥厚はなく, 胆石は認められなかった. 術後の胆道造影では結石や胆道走行異常を認めなかった. 病理組織学的検索では, 胆嚢壁に胆嚢炎の所見は乏しく, 体部に穿孔を認め, その周辺の血管には血栓の形成ならびに動静脈奇形を認めた. 動静脈奇形を伴った特発性胆嚢穿孔の本邦報告例は自験例を含めて2例であった. 特発性胆嚢穿孔には末梢動静脈奇形が一因となっている症例も存在するのではないかと考えられた.
Databáze: OpenAIRE