Autor: |
Nakakuki, Ami, HIGUCHI, Masataka, Kanade SATO, Igarashi, Mako |
Rok vydání: |
2023 |
Předmět: |
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DOI: |
10.17605/osf.io/y29fr |
Popis: |
本研究は、Lieberman, Schroeder, & Amir (2022) の研究3を追試する。Lieberman et al. (2022) は、説得者に対する近接性 (どの程度心理的・物理的に近く親しく感じるか) の認知を媒介した説得力の高まりを検討する実験を行った。具体的には、携帯電話を使用しながら自動車を運転する危険性を主張したメッセージの音源をヘッドホンまたはスピーカーで聞かせた結果、ヘッドホンで聞いた場合の方がスピーカーで聞くよりも近接性の認知が高まり、その結果説得力が増すという結果を示した。この結果は、有効な説得的コミュニケーションの提示方法を示唆する重要な研究である。そのため、この知見の有効性及び再現性を確認し、説得メカニズムの検討を行う必要がある。そこで本研究では、トピックをコンドーム使用の推奨に関する内容に変更した上で、Lieberman et al. (2022) の研究3の追試を行う。具体的には、実験参加者にメッセージ音源をヘッドホンまたはスピーカーで聞かせ、そのメッセージに対する近接性認知および説得効果を検討する。現代日本における多くの特殊詐欺は他者からの説得的コミュニケーショオンの形態をとっており、その予防のためには説得的コミュニケーションにおけるメカニズムの解明が必須である。本研究はその一端を担い、犯罪予防に資する知見の獲得を目指す。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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