Studies on HBeAg/anti-HBe in HBsAg positive liver diseases and asymptomatic HBsAg carriers

Autor: Yoshihiro Akahane, Motozumi Nomura, Shinkichi Yamamura, Makoto Mayumi, Seiichi Furuta, Kendo Kiyosawa, Hironao Komatsu, Masazumi Miura, Fumio Tsuda, Yuriko Koike, Atsuo Nagata, Keiichi Nozawa
Rok vydání: 1980
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 21:113-123
ISSN: 1881-3593
0451-4203
Popis: HBs抗原陽性肝疾患166例およびAsC 113例につき血清中のHBs抗原抗体,anti-HBcの測定とともに,MO法および凝集法によりHBe抗原抗体を検出測定しその臨床的意義を検討した.凝集法によりHBe抗原はAsCの30/113 (26.5%),肝疾患例の43/166 (25.9%)に検出され,MO法に比べ各々6.1%, 16.9%検出率が上昇した.対象症例をAsC群,PH・CH群,LC・HCC群に大別すると,HBe抗原価はAsC群>PH・CH群>LC・HCC群の順に高抗原価を示しその差は有意であった.anti-HBe抗体価はAsC群,PH・CH群がLC・HCC群より高抗体価を示した.また3群ともHBe抗原陽性例はanti-HBe陽性例に比し有意に高いHBs抗原価を示した.HBs抗原価とHBe抗原価はAsC群では有意の相関を示したが,肝疾患例ではその相関に乏しかった.凝集法の導入によりHBV感染症におけるHBe抗原抗体系の動態が定量的により明らかとなり,MO法による知見を確認した.
Databáze: OpenAIRE