A Case of Effective Multisciplinary Treatment for Carcinoma of the Ileum with Multiple Organ Metastases
Autor: | Yasuhiro Sumi, Yutaka Ozeki, Tsuyoshi Shimamoto, Naomasa Yoshida, Katsutoshi Murase, Tetsuya Kondoh, Takuya Sugimoto, Ryusei Matsuyama |
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Rok vydání: | 2005 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 38:353-358 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.38.353 |
Popis: | 症例は64歳の男性で, 主訴は腹痛. 腸閉塞症状で発症し, 下部消化管内視鏡で回腸末端に周堤を伴った2型の腫瘍を認め, 生検で腺癌であった. CTで肝右葉に80×60mm大の境界明瞭な類円形の腫瘍を認めた. また, 大動脈周囲に少数のリンパ節腫大を認めた. 原発性回腸癌および肝, リンパ節転移と診断し, 回盲部切除, 肝右葉切除術を施行した. 回腸癌は病理組織学的に中分化型腺癌, 深達度seであった. 肝腫瘍は単発性で転移性腺癌であった. 術後に化学療法を施行し, 大動脈周囲リンパ節は縮小した. その後に肺と脊椎転移を認めたが, 肺転移は化学療法で消失し, 脊椎転移は放射線療法で寛解が得られた. 術後2年6か月の現在生存中である.原発性小腸癌は予後不良であるが, 外科的切除を中心とした集学的治療が有効な症例があり, 積極的な治療を試みる価値があると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |