Preparation of Effective Extraction Media For Palladium (II) by Use of Microcapsules
Autor: | Koichiro Shiomori, Shiro Kiyoyama, Yasuo Hatate, Kosuke Minamihata, Masahiro Yoshida |
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Rok vydání: | 2009 |
Předmět: | |
Zdroj: | KAGAKU KOGAKU RONBUNSHU. 35:145-151 |
ISSN: | 1349-9203 0386-216X |
DOI: | 10.1252/kakoronbunshu.35.145 |
Popis: | 長鎖アルキルアミンであるトリ-n-オクチルアミンを抽出剤として内包したマイクロカプセルを,SPG膜乳化法およびin-situ重合法により調製した.調製した小粒径TOA内包マイクロカプセルについて平均粒径,細孔分布,内包率等の物性値,塩酸溶液中からのパラジウムの抽出および逆抽出に及ぼすマイクロカプセル特性の影響を検討した.得られたマイクロカプセルの平均粒径はSPG膜細孔径の約半分のものが得られた.カプセル内部への抽出剤の内包率はほぼ100%の値を示し,in-situ重合法により高効率で抽出剤のマイクロカプセル化が可能であった.SPG膜乳化法を用いて調製したTOA内包マイクロカプセルによるパラジウムの抽出はいずれのマイクロカプセルを用いた場合も5分以内に抽出平衡に達した.抽出率も1に達し,マイクロカプセル平均粒径の減少に従い初期抽出速度が増加する結果が得られた.マイクロカプセル内部に抽出されたパラジウムは,チオ尿素塩酸溶液を逆抽出溶媒として用いることで,正抽出同様,迅速に逆抽出が行なわれ,10 min程度で完結した.また,正抽出,逆抽出を同一のマイクロカプセルで繰り返し行った結果,高い抽出率および逆抽出率を維持し,正抽出および逆抽出時における抽出剤の損失は無いものと考えられ,繰り返し利用に十分耐えうるマイクロカプセルの調製を可能にした. |
Databáze: | OpenAIRE |
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