Decomposition of inorganic fluorine-containingsamples
Autor: | Kazunobu Kodama, Naosuke Shiraishi, Tsuneyoshi Hisayuki |
---|---|
Rok vydání: | 1974 |
Předmět: | |
Zdroj: | BUNSEKI KAGAKU. 23:453-458 |
ISSN: | 0525-1931 |
DOI: | 10.2116/bunsekikagaku.23.453 |
Popis: | 種々の無機含フッ素試料の分解法として,炭酸ナトリウム融解法と,無機酸を加えて水蒸気を導入しながら加熱分解し,生じたフッ化水素を蒸留により分離する方法とを検討した.前者では,試料の分解の程度をX線回折法で判定した結果は,化学分析によって得られた結果とよく対応した.次に示差熱分析法を併用して,融解は炭酸ナトリウムの融点付近で完結することを確認した.この場合炭酸ナトリウムは多量に加える必要はなく,温度は850~860℃,融解時間は10分間でじゅうぶんであった.またこのときたとえ分解がふじゅうぶんであっても,引き続いて無機酸を添加したのち水蒸気を通じながら加熱分解すればよい.シリカを加えると融解に効果があるが,蒸留操作に悪影響を与えた.後者では,ほたる石には過塩素酸,氷晶石にはリン酸と硫酸,りん鉱石には過塩素酸(リン酸+硫酸でもよい)を用いることによって好結果が得られ,あらかじめ炭酸トナリウム融解を行なう必要はないが,フッ化アルミニウムのみは例外であった. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |