Clinico-pathological Evaluation for Synchronous Multiple Non-small Cell Lung Cancer
Autor: | Makoto Sunamori, Hiroshi Hosoda, Kenichi Atarashi, Naohiro Shinohara, Tomoshige Chiaki, Kazuhito Saito, Hiroyuki Izumi |
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Rok vydání: | 2002 |
Předmět: | |
Zdroj: | Haigan. 42:93-97 |
ISSN: | 1348-9992 0386-9628 |
Popis: | 目的. 同時性多発非小細胞肺癌は臨床的に単発肺癌と比較して予後不良といわれている. 同時性多発肺癌の臨床病理学的特徴についての検討を試みた. 方法. 平成10年4月から平成13年7月までに非小細胞肺癌と診断された83例のうち同時性多発肺癌と診断され手術を施行した7例 (15病巣) について, 癌遺伝子bcl-2, c-erbB-2, 癌抑制遺伝子p53, 細胞周期マーカーKi-67を用いて検討した. 結果. 癌遺伝子の発現頻度ではbci-2陽性は15病巣中4病巣, c-erbB-2の高度発現は80%にみられた. p53は陽性率100%でさらに陽性細胞が10%以上 (Labeiing index 10以上) の高度発現を示す病巣は73.3%であった.Ki-67は陽性細胞が20%以上 (Labeling index 20以上) の高度発現は33.3%であった.結論. p53並びにc-erbB-2の高度発現に関してはその頻度は単発肺癌病巣にくらべ同時性多発肺癌病巣に有意に高い傾向を認めた. 一般に予後不良といわれている同時性多発肺癌例では腫瘍側の要因として, 一部の癌遺伝子, 癌抑制遺伝子のより強い関与が示唆された. また同一個体においては, それぞれの病巣問でp53とKi-67の発現頻度 (陽性細胞カウント) に統計学的に有意差を認め, これらの指標を半定量的に評価することで比較的簡便に転移か同時多発かを区別できる可能性が示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
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