Surgical Therapy for Leiomyoma of the Esophagus

Autor: Hiroaki Kinoshita, Masashi Takemura, Nobuyasu Takada, Harushi Osugi, Taigo Tokuhara, Hiroshi Kato, Yoshihiko Nishimura, Masayuki Higashino, Yoshikazu Fukuda
Rok vydání: 1999
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 32:793-799
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.32.793
Popis: 食道に発生する良性腫瘍は比較的まれであるが, 食道平滑筋腫は非上皮性良性腫瘍のなかでも最も多いとされている. また, 無症状のものも多く健診時や他疾患に伴って発見されることも多い. 過去10年間に当科で経験した食道平滑筋腫14例17病変を対象に本症の診断法および治療法について検討を行った. これら病変は超音波内視鏡検査で全例描出可能で, 15病変は内部構造均一な低エコー像として, 2病変は不均一なエコー像として認められた. 核出術は9例に行い, このうち4例は胸腔鏡下に行った. 粘膜筋板より発生したと診断された3例に内視鏡的切除を行った. 平滑筋肉腫が強く疑われた1例と筋腫の被覆粘膜に食道癌を伴った1例で食道切除を行った. 胸腔鏡下筋腫核出術の術後経過は通常開胸例と差はなく, 平滑筋腫に対しては有効な治療法となりうると思われた. また, 超音波内視鏡は食道平滑筋腫の治療方針決定に有用であった.
Databáze: OpenAIRE