Structural Changes and Thermo-Shrinking Properties in Secondarily Dry Heat-Stretched Acrylic Fibers

Autor: Tetsuo Sekiguchi, Taisuke Ito, Kojiro Arai, Masanobu Hoten
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Sen'i Kikai Gakkaishi (Journal of the Textile Machinery Society of Japan). 46:T51-T60
ISSN: 1880-1994
0371-0580
DOI: 10.4188/transjtmsj.46.3_t51
Popis: 目的 アクリル繊維の牽切・紡績加工の基礎研究として, アクリロニトリル/アクリル酸メチル共重合体を湿式紡糸し, 熱水中で高延伸した後, 無緊張下で高温湿熱処理して調製した繊維について, さらにガラス転移点以上の温度で乾熱二次延伸して, 延伸倍率と湿熱収縮性および染色性との関係を調べた.成果 湿熱処理温度の異なる繊維の二次延伸条件 (延伸倍率および延伸温度) 条件と二次延伸後の繊維の熱水収縮率および染料拡散係数との関係を明らかにした.収縮率と染色性の変化およびS-S曲線における変形の特徴に対する解釈から, アクリル繊維の延伸および収縮の変形機構を微細構造に基づいて考察した.アクリル繊維の二次延伸では, 繊維製造段階での高温湿熱処理により形成された無秩序化領域が, 最初に変形されてゴム弾性的な性質を示すと推論した.また二次延伸条件がこの無秩序化領域の変形限界を越えるとゴム弾性的な性質が失われ, 収縮率および染料拡散係数が著しく低下することを明らかにした.
Databáze: OpenAIRE