Permanent form of junctional reciprocating tachycardia involving atrio-fascicular pathway

Autor: Tetsuo Yagi, Jun Otomo, Meiichi Ito, Akihiko Ishida, Akio Namekawa, Hironori Odakura, Kazunori Ogata
Rok vydání: 1995
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Electrocardiology. 15:66-76
ISSN: 1884-2437
0285-1660
DOI: 10.5105/jse.15.66
Popis: 症例は15歳の男子高校生.心拍数105/分で頻拍依存性の不完全右脚ブロック波形のlong RP頻拍が出没を繰り返していた.電気生理学的検査中, 頻拍は房室ブロックが出現しても持続したが, ヒス束が不応期の時の心室刺激で奇異性遅延を示した.心室刺激時に2種類の副伝導路の存在が示唆され, 一方は潜在性のatrio-hisian pathwayで, もう一方は, 潜在性で逆行性に減衰伝導を示し, 房室接合部の遅伝導路と右脚を連結するatrio-fascicular pathway (AFP) が考えられた.頻拍の回路は, 房室接合部の速伝導路→右脚→AFP→房室接合部の遅伝導路→心房で構成され, A-Hブロックが出現したときのみ非通常型房室結節リエントリーへ回路が変化したと思われた.PJRTの機序として心房端が房室接合部の遅伝導路, 心室端が右脚に存在する潜在性AFPが関与することが推測された1例を経験したので報告した.
Databáze: OpenAIRE